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ワイン選びのポイントとは?ワインの頼み方や基本とマナーについて徹底解説!

ワイン選びは、料理との相性や好みを考慮することが大切です。
まず、自分の味覚や飲みたいシーンを明確にし、白ワイン、赤ワイン、ロゼなどから選びます。
注文時は、ワインリストを参考にし、スタッフに相談するのも良い方法です。
基本的なマナーとしては、グラスを持つ位置や口をつける際の注意点を押さえておくと、より楽しめるでしょう。
そこで今回は、ワイン選びのポイントやワインの頼み方や基本とマナーについて詳しく解説していきます。
ぜひ、最後まで見て参考にしてみてくださいね。

目次

ワイン選びの基本とは?

ワイン選びの基本は以下の通りです。

● ワインの種類と特徴を理解する
● ワインの産地と品種について
● 赤ワインと白ワインの違いを知る

こちらを順に解説していきます。

1-1ワインの種類と特徴を理解する

ワインには主に赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインの4つの種類があります。
それぞれの特徴を理解することで、自分に合ったワインを選ぶ手助けになるでしょう。
赤ワインは、主に黒ぶどうを使用し、果皮や種も一緒に発酵させることで豊かな色合いやタンニンを持ちます。
肉料理や濃い味付けの料理と相性が良いです。
白ワインは、白ぶどうや黒ぶどうの果肉部分を使い、果皮を除いて発酵させます。
さっぱりとした味わいが特徴で、魚や鶏肉、軽めの料理に合います。
ロゼワインは、赤ワインの製法を用いながら、果皮を短期間だけ漬け込むことで淡い色合いを持ち、フルーティーで飲みやすく、幅広い料理に合わせやすいです。
スパークリングワインは、二次発酵によって炭酸ガスを含み、泡立つのが特徴です。
シャンパンが有名ですが、他にも多様なスタイルがあります。
これらの特徴を把握することで、シーンに応じたワイン選びができるようになります。

1-2ワインの産地と品種について

ワインはその産地と使用するぶどうの品種によって、風味や香りが大きく変わります。
主な産地としては、フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリアなどがあります。
フランスは、ボルドーやブルゴーニュなどが有名で、それぞれ異なる気候や土壌が特徴です。
ボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローが主流ですが、ブルゴーニュではピノ・ノワールやシャルドネが多く栽培されています。
イタリアは、地域ごとに多様な品種が栽培されており、トスカーナのキャンティやピエモンテのバローロが有名です。
スペインでは、リオハやカタルーニャが注目されており、テンプラニーリョやガルナッチャが代表的な品種です。
アメリカでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネが広く栽培されています。
オーストラリアは、シラーズが有名で、豊かな果実味が特徴です。
これらの産地や品種を理解することで、ワインの選択肢が広がるでしょう。

1-3赤ワインと白ワインの違いを知る

赤ワインと白ワインは、主に使用するぶどうの種類と製法によって異なります。
赤ワインは、黒ぶどうを使用し、果皮や種を含めて発酵させます。
このプロセスにより、色素やタンニンが抽出され、豊かな風味と深い色合いが生まれるのです。
赤ワインは通常、肉料理や濃い味付けの料理と相性が良く、時間が経つほど味わいがまろやかになることが多いです。
白ワインは、白ぶどうや黒ぶどうの果肉のみを使用し、果皮を取り除いて発酵させます。
そのため、色は淡い黄色から金色で、軽やかでフルーティーな味わいが特徴です。
白ワインは魚や鶏肉、サラダなどの軽い料理と合わせることが多いです。
さらに、赤ワインは一般に温度が高めで提供され、白ワインは冷やして飲むことが推奨されます。
このように、赤と白の違いを知ることで、より適切に料理と合わせることができます。

ワインを頼む際のポイント

ワインを頼む際のポイントは以下の通りです。

● レストランでのオーダー方法
● ソムリエとのコミュニケーション
● ワインリストの見方と選び方

こちらを順に解説していきます。

2-1レストランでのオーダー方法

レストランでワインを頼む際には、いくつかのポイントを押さえるとスムーズです。
まず、ワインリストを確認しましょう。
料理に合うワインを選ぶために、料理の種類や味付けを考慮します。
もし迷った場合は、スタッフに相談するのが良いです。
好みの味や料理を伝えると、適切な提案をしてくれるでしょう。
次に、ワインのサイズを決めます。
グラスでの注文やボトルでの注文が可能で、人数や飲みたい量に応じて選びます。
テイスティングも重要です。
ボトルが運ばれたら、まず香りを嗅ぎ、味見をします。
問題がなければ、スタッフに合図してもらいましょう。
最後に、マナーを守ることも大切です。
グラスは持ち上げず、ボトルをテーブルの中央に置くと良いでしょう。
ポイントを押さえることで、ワインを楽しむ素敵な時間を過ごせます。

2-2ソムリエとのコミュニケーション

ワインを頼む際、ソムリエとのコミュニケーションは非常に重要です。
まず、自分の好みを伝えましょう。
例えば、赤ワインが好きで果実味のあるものが飲みたい場合、具体的にリクエストすると、ソムリエが適切な提案をしやすくなります。
次に、料理との相性を考えることも大切です。
食事の内容や味付けを話すことで、ソムリエは最適なワインを選んでくれます。
例えば、「ステーキを頼んでいるので、重めの赤ワインが欲しい」と伝えると良いでしょう。
また、価格帯を明示することもポイントです。
予算を伝えることで、ソムリエはその範囲内でおすすめのワインを提案してくれます。
最後に、ワインのテイスティング時には、感想や好みをフィードバックすると、次回以降の提案がさらに的確になります。
良いコミュニケーションを取ることで、ワイン選びがより楽しめるでしょう。

2-3ワインリストの見方と選び方

ワインリストを見たとき、まずはカテゴリーを確認しましょう。
通常、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインなどに分かれています。
自分が飲みたいタイプを絞り込みます。
次に、産地や品種をチェックしましょう。
フランス、イタリア、アメリカなど、産地によって味わいやスタイルが異なるため、好みの地域を選ぶことが重要です。
また、特定のぶどう品種を知っていると、選びやすくなります。
価格帯も重要なポイントです。
自分の予算に合ったワインを選ぶため、リストの価格を確認しましょう。
最後に、スタッフに相談するのも良い方法です。
料理との相性やおすすめを聞くことで、より満足度の高い選択ができます。
これらのポイントを押さえて、ワインリストを効果的に活用しましょう。

ペアリングのコツ

ペアリングのコツは以下の通りです。

● 料理との相性を考える
● チーズや食材に合うワイン
● コース料理とワインのマッチング

こちらを順に解説していきます。

3-1料理との相性を考える

料理とワインのペアリングは、味わいを引き立てる重要な要素です。
基本的なコツとして、味の強さを合わせることがあります。
濃い味付けの料理には、しっかりとした赤ワインが合い、軽い料理には爽やかな白ワインやロゼが適しています。
次に、香りや風味の相性も考慮しましょう。
例えば、ハーブやスパイスを使った料理には、同じように香り豊かなワインを選ぶと良いでしょう。
魚料理には、酸味のある白ワインがぴったりです。
また、地域を意識するのも良い方法です。
例えば、イタリアのパスタには同じくイタリアのワインを合わせると、自然な相性が生まれます。
さらに、甘さのバランスも重要です。
デザートには甘口ワインを合わせることで、全体の味わいが調和します。
これらのポイントを考慮しながら、料理との相性を楽しむことで、食事がより豊かなものになります。

3-2チーズや食材に合うワイン

チーズや食材とのペアリングは、ワインを楽しむ上での大切な要素です。
まず、ハードチーズには、しっかりとした赤ワインが相性抜群です。
タンニンがチーズの脂肪を包み込み、バランスが取れます。
ソフトチーズには、クリーミーさを引き立てる白ワインのシャルドネやソーヴィニヨン・ブランが合います。
酸味がチーズのコクを引き立てるでしょう。
青カビチーズのゴルゴンゾーラには、甘口の赤ワインがベストマッチです。
甘さが塩気を和らげ、絶妙な調和を生み出します。
さらに、リンゴや洋ナシと合わせる場合は、フルーティーな白ワインや辛口のロゼが良いでしょう。
チーズや食材との組み合わせを楽しむことで、ワインの魅力がさらに引き立ちます。

3-3コース料理とワインのマッチング

コース料理とワインのマッチングは、食事全体の体験を豊かにします。
基本的に、前菜には軽めの白ワインやスパークリングワインが適しています。
魚料理には、酸味のある白ワインのシャルドネやソーヴィニヨン・ブランが相性抜群です。魚の繊細な味わいを引き立てるため、軽やかなものを選びましょう。
肉料理には、赤ワインが最適です。
鶏肉には軽めのピノ・ノワール、牛肉にはフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンやシラーズを合わせると良いでしょう。
デザートには、甘口ワインがぴったりです。
甘さがデザートの風味を引き立て、全体のバランスを保ちます。
コース全体を通して、味わいの強さや風味の相性を考慮することで、より素晴らしい食体験が得られます。

ワインの頼み方マナー

ワインの頼み方マナーは以下の通りです。

● 高級レストランでの注文の仕方
● カジュアルな場でのワインの頼み方
● 乾杯の際のワインの選び方

こちらを順に解説していきます。

4-1高級レストランでの注文の仕方

高級レストランでのワイン注文には、いくつかのマナーがあります。
まず、ワインリストを静かに確認しましょう。
自分の好みや料理と合わせたいワインを考えながら選びます。
次に、ソムリエに相談することが大切です。
自分の好みや予算、料理との相性を伝えると、適切な提案をしてくれます。
この際、遠慮せずにリクエストを言いましょう。
ワインが運ばれたら、テイスティングを行います。
香りを嗅ぎ、少量を味わって問題がなければ、「大丈夫です」と伝えます。
ワインの品質を確認するための大切なステップです。
また、グラスの持ち方は脚を持ち、ワインを注ぐ際は、テーブルの中央に置くと良いでしょう。
これらのマナーを守ることで、より洗練された体験を楽しむことができます。

4-2カジュアルな場でのワインの頼み方

カジュアルな場でのワインの頼み方は、リラックスした雰囲気を楽しむことが大切です。
まず、ワインリストをざっと眺めて、自分の好みや料理との相性を考えましょう。
特に、赤ワインと白ワインのどちらが飲みたいか決めておくとスムーズです。
次に、スタッフに相談するのも良いアイデアです。
カジュアルな場では、気軽に話しかけられるので、遠慮せずにリクエストしましょう。
ワインが提供されたら、軽く香りを嗅ぎ、味を確認することが一般的です。
特に高級店でなくても、品質を確かめることは大切です。
問題がなければ、スタッフに感謝の気持ちを伝えましょう。
また、グラスは脚の部分を持つのがマナーですが、カジュアルな場ではあまり堅苦しく考えず、楽しくワインを楽しむことが一番です。

4-3乾杯の際のワインの選び方

乾杯の際のワイン選びは、場の雰囲気や参加者の好みを考慮することが重要です。
まず、シーンに合ったワインを選びましょう。
特別な場面や祝賀の席では、スパークリングワインが一般的です。
泡立ちが華やかさを演出し、乾杯にぴったりです。
次に、参加者の好みを考慮します。
赤ワインや白ワインの好き嫌いを把握していれば、選びやすくなります。
もし不明な場合は、軽めの白やフルーティーなロゼが無難です。
また、予算を考慮することも大切です。
高級なワインを選ぶ必要はありませんが、質の高いものを選ぶことで、場の雰囲気を高めます。
乾杯の際は、グラスを持って目を合わせ、笑顔で「乾杯!」と声をかけることを忘れずにしましょう。
これにより、より楽しい雰囲気を作り出し、皆で素敵なひとときを共有できます。

初心者におすすめのワイン

初心者におすすめのワインは以下の通りです。

● ワイン選びの基本的なガイド
● お酒が苦手な人向けの選択肢
● スパークリングワインの入門

こちらを順に解説していきます。

5-1ワイン選びの基本的なガイド

初心者におすすめのワイン選びは、基本を押さえることで楽しくなります。
まず、味の好みを知ることが重要です。
甘口、辛口、酸味、渋みなど、自分が好きな味を考えましょう。
次に、ワインの種類を理解します。
赤ワインは濃厚な味わいが特徴で、肉料理に合い、白ワインは軽やかで、魚や鶏肉と相性が良い、ロゼワインは、赤と白の中間的な存在で、幅広い料理に合わせやすいです。
産地や品種も考慮しましょう。
フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンやイタリアのサンジョヴェーゼなど、人気の品種を試すと良いです。
また、スパークリングワインはパーティーや祝い事にぴったりです。
最後に、価格帯を確認し、自分の予算に合ったワインを選びましょう。
初心者は、手頃な価格のものから始めて、徐々に好みを広げていくのが理想です。
楽しみながらワインの世界を探求してみてください。

5-2お酒が苦手な人向けの選択肢

お酒が苦手な人でも楽しめるワインの選択肢はいくつかあります。
まず、甘口のワインを試してみましょう。
例えば、リースリングやモスカートはフルーティーで甘みが強く、飲みやすいです。
特にデザートワインは、甘さが際立ち、飲みやすさが魅力になります。
スパークリングワインもおすすめです。
プロセッコやアスティ・スプマンテは、軽やかな泡立ちと甘さがあり、爽やかに楽しめます。
さらに、ロゼワインも良い選択肢です。
軽やかでフルーティーな味わいが特徴で、食事とも合わせやすいです。
特に、甘口のロゼを選ぶと、飲みやすさが増します。
最後に、低アルコールワインやノンアルコールワインも増えてきており、アルコールが苦手な方でも気軽に楽しめます。
これらの選択肢を試して、自分に合ったワインを見つけてみてください。

5-3スパークリングワインの入門

スパークリングワインは、初心者にもおすすめのワインです。
泡があることで、飲みやすく、特別な場面を盛り上げる役割も果たします。
まず、プロセッコは手頃な価格で人気があります。
イタリア産で、フルーティーな香りと爽やかな味わいが特徴です。
次に、アスティ・スプマンテは甘口で、特にデザートとして楽しむのに最適です。
フルーツの香りが豊かで、甘さが際立ちます。
シャンパンは高級ですが、特別な時に試す価値があります。
フランス産で、複雑な味わいとクリーミーな泡が楽しめるでしょう。
高級感があり、特別な場面にふさわしい選択です。
スパークリングワインは、食事とも合わせやすく、前菜やデザートと相性抜群です。
初心者でも楽しめる多様なスタイルがあるので、自分の好みに合ったものを見つけてみてください。

まとめ

ワイン選びのポイントは、料理との相性や自分の好みを考慮することです。
赤ワインは肉料理、白ワインは魚料理に合うことが多いですが、スパークリングワインは幅広い料理に合わせやすいです。
頼む際は、品種や産地を尋ねると良いでしょう。
また、グラスの持ち方や注ぎ方にもマナーがあります。
飲み方や会話を楽しみながら、良いワイン体験を味わうことが大切です。
ワインは単なる飲み物ではなく、コミュニケーションの一部でもあります。

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