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自宅でカクテルを作る方法

「この前お店で飲んだカクテルがとっても美味しかったから、家でも作ってみたい!」「店で飲むと高くつくから、自宅で安くて美味しいカクテルを味わいたい!」こんなお悩みをお持ちの方向けに、今回の記事では、「自宅でカクテルを作る方法」というテーマで、「カクテル作りに必要なアイテム」や「自宅で作れる簡単レシピ」などについて詳しく紹介していきたいと思います。

目次

カクテルは趣味になる?

簡単に言うと、お酒とソフトドリンクを混ぜればカクテルになります。お店のおしゃれな雰囲気や、バーテンダーのシェイクするパフォーマンスなど、カクテル以外の付加価値を求めるとカクテルのハードルは上がりますが、自宅でも手軽にできるものなんですよ。

1-1場所を選ばない

まず、カクテル作りは場所を選ばず可能だということです。それなりの道具と材料さえ揃っていれば、家のリビングやキッチンなどでも十分カクテルは作れます。他にも、親族や友人の家でもできますし、イベントやパーティ会場などでも設備さえあればプロのバーテンダーがいなくても楽しむことができますよ。
たくさんの人が集まるところで、持ち寄りの材料や道具でカクテルなんて作ってみれば、周りからも一目置かれるかもしれませんし、盛り上がること間違いなしでしょう。闇鍋ではありませんが、色々な材料を入れてみてどんな味になるのか、みんなでワイワイ楽しむのも良いでしょう。

1-2自分の好みの味を探せる

カクテルの大きな特徴のひとつが、「自分が好きなものを何でも混ぜて良い」ことなので、自分の好みの味付けのカクテル作りができることも楽しめます。素材を一から探し出して、全くのオリジナルカクテルを発明しても良いですし、既存のレシピの分量を調節して自分好みのテイストにしても良いですね。

1-3組み合わせは無限大

カクテルの材料としては、基本となるスピリッツ(蒸留酒)の他に、ビールやワイン、フルーツ、レモンやライムジュースなどのソフトドリンク、砂糖・シロップなど多岐に渡ります。
その中から選ぶ組み合わせだけでもかなりのカクテルが作れるのに、分量を微妙に変えたり、たったひとつ新しい素材を足すだけでも一気にバリエーションが増えていき、最終的には無限大ということになります。

カクテル作りに必要なもの

上記のように、カクテル作りは自宅でも手軽にできる趣味としておすすめなのですが、ある程度必要なアイテムというのは決まっています。ここでは、「最低限必要なもの」を始めとして、「初心者向けの道具」や、「あると便利なもの・本格的な気分を味わえる道具」などについて紹介します。

2-1最低限必要なもの グラス、お酒、ジュース

まず、カクテルのベースとなる「お酒」は必須です。最近ではノンアルコールのカクテルも流行っているとはいえ、やはりアルコールは外せないでしょう。として、そのお酒を割る「ジュース」もなくてはならない存在です。ジュースがなければ、トニックウォーター(炭酸水)でも一部の種類のカクテルなら作れますので大丈夫です。
最後に、せっかく頑張ってカクテルを作っても、肝心の「グラス」がなければ飲むことができません。さすがに普通の胴長のコップだと雰囲気が出ないので、貰い物の高価なグラスを使うか、なければちょっと奮発しておしゃれなカクテルグラスを買ってみるのも良いのではないでしょうか。

2-2初心者におすすめなもの 目盛り付きメジャーカップ など

カクテルを作り始めて最初の頃には、分量の感覚が掴めるまでは目盛りがついたメジャーカップがあると安心ですよ。お酒とジュースを割る割合が1:1なら、目分量でも何とかなるかもしれませんが、2:1や、2:1:1などになってくると、ちゃんと計って混ぜないと美味しくできないかもしれませんからね。

2-3あると便利、気分が味わえるもの シェイカー、バースプーンなど

カクテルの代名詞と言えば、バーテンダーがカッコよくシェイカーを使ってシャカシャカとシェイクする姿ですよね。物によっては手頃な値段で手に入るものもあるので、余裕があればシェイカーを買ってみるのもありだと思います。
また、グラスに入れたカクテルを混ぜ合わせるのも、家庭用のスプーンでも十分事足りるのですが、お店で使われているようなバースプーンを使ってみると雰囲気が出ますよ。普通のスプーンだと、先の丸い部分が大きすぎて、小さなカクテルグラスの中身を混ぜた時に中身がこぼれてしまうこともあるので注意が必要です。

自宅で作れるカクテルレシピ

カクテルを作る技法には、混ぜるだけの「ビルド」や、グラスやミキシンググラスに入れて中身を攪拌する「ステア」などのほか、素材をシェーカーに入れて激しく振り混ぜる「シェイク」、ミキサーで機械的にミックスする「ブレンド」という4つがあります。

3-1簡単に作れるカクテルレシピをいくつか紹介

その中でも「ビルド」という技法は、カクテルグラスに材料を注いでスプーンで軽く混ぜるだけで作れるので、自宅でも簡単に作れるレシピとしていくつかご紹介したいと思います。

3-2混ぜるだけのビルド技法のもの

例えば「カシスオレンジ」は、カシスリキュールとオレンジジュースを1:4の割合で混ぜるのが一般的ですが、リキュールの強い香りが苦手な方や、甘めが好きな方は、オレンジジュースの割合を高めてもOKです。
また、ソーダとゴールドラムなどのラム酒をグラスに入れて軽くかき混ぜ、ミントを添えれば「モヒート」の出来上がりです。本格的なモヒートは、グラスにライムを絞ってから砂糖を加えてすり潰し、絞ったライムの実をそのまま入れてクラッシュドアイスを入れるのですが、ソーダとラム酒を混ぜてミントを加えるだけでも十分モヒート感は出ます。
注意点としては、ソーダ水を加えているので、あまり強く混ぜすぎると炭酸が抜けてしまい、モヒートのシュワシュワした爽快な味わいが損なわれることです。
さらに、食塩無添加のトマトジュースとウォッカを5:1くらいの割合でミックスすれば、「ブラッディマリー」というカクテルが作れます。トマトジュースには、よくデルモンテ製が使われ、追加でペッパーソースと氷を入れれば本格的なブラッディマリーができます。
別名「ブラッディメアリー」とも呼ばれるこのカクテルは、トマトジュースが好きな方なら是非一度は試して欲しい一杯で、アルコールを楽しむというよりは、トマトジュースにアルコールが加わったちょっと辛口な風味を楽しむカクテルだと言えます。

カクテルを楽しむための注意点

こんな風に、自宅でも材料さえあれば簡単に作れてしまうカクテルですが、注意すべきことがいくつかあります。

4-1飲みやすい=アルコール度数が低いわけではない

砂糖やシロップを加えたり、素材に元々甘みがついていたりすることで、カクテルには甘くて飲みやすいものが多い傾向にあります。そのため、ついついお酒が進んで飲みすぎてしまいがちですが、「飲みやすい」=「アルコール度数が低い」というわけではないので注意が必要です。

4-2飲み過ぎに注意

このように、カクテルは甘くて飲みやすいのですが、いくらソフトドリンクなどで割っているとは言っても、原料となるお酒のアルコール度数には高いものが多いです。あまり飲みすぎると、急性アルコール中毒にもなりかねませんので気を付けてくださいね。

自宅でカクテルを作る方法まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、自宅でカクテルを作る方法ということで、カクテル作りにまつわる道具や、自宅で作れる簡単レシピ、カクテルを楽しむ際の注意点について解説してみました。バーテンダーに作ってもらう本格的なカクテルも良いですが、お店に行かなくても美味しいカクテルをお安く楽しむことは十分にできるのですよ。

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