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保育園における食育の取り組みとは?保育園の食育プログラムとは?重要性やメリット!

保育園における食育の取り組みは、子どもたちの健康や成長に欠かせない重要な活動です。

食育プログラムでは、食材の選び方や調理体験、食事のマナーを学ぶことで、子どもたちの食に対する興味や理解を深めます。

これにより、健全な食習慣が身につき、将来的な健康リスクを減少させることが期待されます。

食育は、心身の成長を促進するための基盤を築く大切なプロセスです。

そこで今回は、保育園における食育の取り組みと保育園の食育プログラムと重要性やメリットについて詳しく解説していきます。

ぜひ、最後まで見て参考にしてみてくださいね。


目次

保育園における食育の重要性

保育園における食育の重要性は以下の通りです。

・食育の定義と目的
・子どもたちの健康と成長にとっての食育の役割
・食育と食事の関係性

こちらを順にご紹介します。

1-1食育の定義と目的

食育とは、食に関する知識や技能を身につけ、自ら健康的な食生活を選択できる力を育む教育のことです。

保育園における食育の重要性は、子どもたちの成長や発達に深く関わっています。

食育の目的は、まず食材や栄養の理解を深め、バランスの取れた食事の重要性を教えることです。

また、調理体験や食事のマナーを通じて、食に対する興味や楽しみを育むことも含まれ、これにより子どもたちは自分の健康を意識し、将来的に良い食習慣を身につけることができます。

さらに、食育は社会性やコミュニケーション能力を高める場ともなり、友達と共に食事を楽しむことで絆を深める役割も果たしています。

1-2子どもたちの健康と成長にとっての食育の役割

保育園における食育は、子どもたちの健康と成長において非常に重要な役割を果たします。

まず、食育を通じて栄養の基本を学ぶことで、子どもたちは自分に必要な食材や栄養素を理解し、バランスの取れた食事を選ぶ力を身につけ、これにより成長期に必要な栄養をしっかりと摂取し、身体の発育を促進します。

さらに、食育は食に対する興味や楽しみを育て、食事の時間をより豊かな体験をするでしょう。

友達と共に料理をしたり、食事を楽しむことで、社交性やコミュニケーション能力も向上します。

また、食事のマナーを学ぶことで、社会生活に必要なスキルも身につけることができるでしょう。

これらの要素が相まって、食育は子どもたちの心身の成長を支える大切な基盤となっています。

1-3食育と食事の関係性

保育園における食育は、食事の質と内容に直接的な影響を与えます。

食育を通じて、子どもたちは食材の選び方や調理方法を学び、栄養のバランスを理解することができ、これにより日々の食事が健康に与える影響を実感し、自分自身で良い食習慣を選ぶ力が養われるでしょう。

また、食育は食事の楽しさを教える重要な機会でもあります。

子どもたちが友達と一緒に料理をしたり、食事を共にすることで、食事が単なる栄養補給ではなく、コミュニケーションや絆を深める場であることを理解します。

このように、食育は食事の質を向上させるだけでなく、食事そのものの意味や価値を再認識させ、心身の健康を支える重要な要素となるでしょう。

保育園での食育活動の概要

保育園での食育活動の概要は以下の通りです。

・年間計画に基づく食育活動の実施
・地域との連携による食育の推進
・具体的な食育活動の例

こちらを順にご紹介します。

2-1年間計画に基づく食育活動の実施

保育園での食育活動は、年間計画に基づいて体系的に実施されているでしょう。

まず、各季節に応じたテーマを設定します。

例えば春には旬の野菜を学ぶ活動、夏には食材の収穫体験、秋には食文化の探求、冬には温かい料理を楽しむなど、多様なアプローチを行います。

具体的には、子どもたちが自ら選んだ食材を使って料理をする「クッキング教室」や、地元の農家を訪問する「食材探検」などが含まれるでしょう。

また、食育の日を設け、保護者や地域の人々と共に食事を楽しむことで、食の大切さを共有します。

これらの活動を通じて、子どもたちは食材の価値や栄養について学び、健康的な食習慣を身につけることができるでしょう。

年間を通じて計画的に行うことで、食育の効果を高め、子どもたちの興味や理解を深めることが狙いです。

2-2地域との連携による食育の推進

保育園での食育活動は、地域との連携を重視して推進されています。

地元の農家や食品業者と連携し、新鮮な食材を直接仕入れることで、子どもたちに地域の食文化を身近に感じてもらいます。

例えば、農場見学や収穫体験を通じて、食材がどのように育てられるのかを学ぶことができ、食の大切さを実感するでしょう。

また、地域のシェフや栄養士を招いての料理教室や、地元のイベントと連携した「食育フェア」なども行われ、これにより子どもたちは多様な料理や食習慣に触れ、食に対する興味が広がります。

地域の人々との交流を通じて、食に対する感謝の気持ちや、共に食事を楽しむことの大切さを学ぶことができます。

こうした連携活動は、子どもたちの食育をさらに深め、地域全体で健康的な食習慣を育む基盤を築くことにつながるでしょう。

2-3具体的な食育活動の例

保育園での食育活動は、子どもたちに食の大切さを理解させるための教育プログラムです。

具体的な活動としては、野菜の栽培や収穫体験があります。

園内の小さな畑で、季節ごとにさまざまな野菜を育て、収穫したものを使った料理をみんなで作ります。

これにより、自分たちが育てた食材への愛着が生まれ、食べ物の大切さや栄養について学べるでしょう。

また、食事の際には、食べ物の色や形、香りを楽しむ感覚を育むためのアクティビティも行います。

こうした経験が、健康的な食習慣につながるのです。

保育士による食育の指導方法

保育士による食育の指導方法は以下の通りです。

・子どもたちの関心を引くための工夫
・年齢に応じたマナーの指導
・食育活動における保育士の役割

こちらを順にご紹介します。

3-1子どもたちの関心を引くための工夫

保育士による食育の指導方法は、子どもたちの興味を引く工夫が重要です。

まず、視覚的な要素を取り入れ、色とりどりの食材を使った料理を紹介します。

次に、物語や絵本を通じて食材の由来や栄養について教えることで、子どもたちの好奇心を刺激します。

また、実際に食材を触ったり、香りを嗅いだりする体験を通じて、五感を活用した学び、クッキング体験や食育イベントを定期的に開催し、みんなで楽しく料理をすることで、食への興味を高めることができるでしょう。

これらの工夫により、子どもたちは自然に食について学び、健康的な食生活を身につけることができます。

3-2年齢に応じたマナーの指導

保育士による食育の指導では、年齢に応じたマナーの教育が重要です。

小さな子どもたちには、まず「いただきます」と「ごちそうさま」の挨拶から教え、これにより食べ物への感謝の気持ちを育てます。

次に、食事中の姿勢や、静かに食べることを楽しく教えるために、ゲームや歌を取り入れ、年齢が上がると他の子どもとの食事のマナーも学びます。

例えば、食器の使い方や、順番を守ること、会話を楽しみながら食べることなどです。

さらに、食事の準備や片付けに参加させることで、責任感や協調性を育むことができます。

こうした指導を通じて、子どもたちは自然に食事のマナーを身につけ、社会性を学ぶことができます。

3-3食育活動における保育士の役割

保育士による食育活動では、保育士の役割が非常に重要です。

まず、保育士は子どもたちの食に対する興味を引き出し、楽しい体験を提供します。

具体的には、食材の選び方や調理方法を教え、子どもたちが自分で料理する楽しさを感じられるよう支援します。

次に、食育の一環として、栄養についての知識を伝え、子どもたちにバランスの良い食事の大切さを理解させ健康的な食習慣を身につけられるでしょう。

また、食事のマナーやコミュニケーションの重要性を教え、社会性を育む役割も担っています。

さらに、保護者との連携を図り、家庭でも食育を促進するためのアドバイスを行うことも大切です。

このように、保育士は子どもたちの成長を支え、食に対する理解を深める大切な役割を果たしています。

食育プログラムの構成要素

食育プログラムの構成要素は以下の通りです。

・食材の選び方と調理法
・郷土料理を通じた食文化の理解
・食べ物の栽培体験を取り入れる方法

こちらを順にご紹介します。

4-1食材の選び方と調理法

食育プログラムの構成要素には、食材の選び方と調理法が重要な役割を果たします。

まず、食材の選び方では、季節の野菜や果物を使い、地元の食材を取り入れることを教えます。

これにより、食材の旬や地域の特性を学び、食べ物への関心を高められるでしょう。

また、色や形、香りを感じることで、視覚や嗅覚を活用した学びも促進します。

次に、調理法では、簡単な料理を通じて、衛生管理や調理器具の使い方を教えます。

子どもたちが自分で料理をすることで、食材の扱い方や味付けの工夫を学び、食への興味を深め、クッキング体験を通じて協力することや楽しむことの大切さを実感させることができるでしょう。

これらの要素が組み合わさることで、子どもたちは食に対する理解を深め、健康的な食生活を身につけることができます。

4-2郷土料理を通じた食文化の理解

食育プログラムの構成要素には、郷土料理を通じた食文化の理解が重要です。

郷土料理は地域の特性や歴史を反映しており、子どもたちにその土地の食材や調理法を学ぶ良い機会を提供します。

例えば、地元の食材を使った料理を一緒に作ることで、子どもたちは食材の由来や栄養価を実感できます。

また、郷土料理を通じて、地域の伝統や文化を理解することも大切です。

料理にまつわる物語や行事を紹介することで、食の背後にある文化的な意味を学びます。

これにより、子どもたちは自分たちのルーツに対する誇りを持ち、他の文化への理解も深まります。

さらに、郷土料理をみんなで味わうことで、食を通じたコミュニケーションの大切さを学び、共同体の一員としての意識を育てることができるでしょう。

こうした活動が、子どもたちの食に対する興味や理解を豊かにします。

4-3食べ物の栽培体験を取り入れる方法

食育プログラムにおいて、食べ物の栽培体験を取り入れる方法は、子どもたちの学びを深める効果的な手段です。

まず、保育園や地域の畑を利用して、季節ごとの野菜や果物の栽培を行います。

子どもたちが種をまき、水やりをし、成長を見守ることで、食材がどのように育つかを体験的に学び、栽培の過程では土や水、光の重要性についても教えます。

また、成長する過程を観察することで、食べ物への愛着が芽生え、食べることの大切さを感じられるでしょう。

収穫の際には、自分たちが育てた食材を使って料理をする機会を設け、実際に食べる喜びを体験させます。

さらに、栽培体験を通じて、環境への配慮や持続可能性についても学びます。

こうした体験は、子どもたちの食に対する理解を深め、健康的な食習慣を育む基盤となるでしょう。

食育活動の成果とメリット

食育活動の成果とメリットは以下の通りです。

・子どもたちの食習慣の形成
・健康へのポジティブな影響
・社会性の育成と友達とのコミュニケーション

こちらを順にご紹介します。

5-1子どもたちの食習慣の形成

食育活動は、子どもたちの食習慣の形成に大きな成果とメリットをもたらします。

まず、食育を通じて、バランスの取れた食事の重要性を学ぶことで、子どもたちは自ら健康的な選択をする意識が芽生えます。

具体的には、野菜や果物を積極的に取り入れ、加工食品を控える傾向が見られるでしょう。

また、食育活動では食材の育て方や調理方法を体験するため、食べ物への理解と愛着が深まり、これにより食事の時間が楽しいものとなり、食べることへの興味が増します。

さらに、友達や家族と一緒に食事を楽しむことを通じて、コミュニケーション能力や社会性も育まれるでしょう。

食育を受けた子どもたちは、健康的な食習慣を自然に身につけるだけでなく、将来的にも持続可能な食生活を実践する力を養います。

これらの成果は、子どもたちの心身の健康に大きく寄与します。

5-2健康へのポジティブな影響

食育活動は、子どもたちの健康にポジティブな影響を与えます。

まず、栄養バランスの取れた食事を学ぶことで、子どもたちは必要な栄養素を意識的に摂取するようになり、これにより成長期に重要なカルシウムやビタミンをしっかりと補給でき、身体の発育を支えます。

さらに、食育を通じて、野菜や果物の摂取が促進され、食物繊維が豊富な食事が自然と増えるでしょう。

これが、便秘の予防や消化機能の向上につながるでしょう。

また、食習慣が改善されることで、肥満や生活習慣病のリスクが低下し、長期的な健康維持に寄与します。

加えて、食事を楽しむことから得られる満足感は、心の健康にも良い影響を与え、友達や家族と一緒に食事をすることで、コミュニケーションが活性化し情緒の安定を促進します。

このように、食育活動は身体的、精神的な健康の両方に寄与する重要な要素となるでしょう。

5-3社会性の育成と友達とのコミュニケーション

食育活動は、子どもたちの社会性の育成や友達とのコミュニケーションを促進する重要な役割を果たします。

食事は共同体の一部であり、食育を通じて子どもたちは一緒に料理をしたり、食卓を囲んだりすることで、協力する楽しさを学びます。

このような経験は、チームワークや責任感を育む基盤となるでしょう。

また、食事の時間は会話を楽しむ絶好の機会です。

子どもたちは、食べ物についての感想や体験を共有し合いながら、コミュニケーション能力を向上させます。

これにより、友達との絆が深まり、社交的なスキルが自然に身につくでしょう。

さらに、共に食事をすることで、他者への思いやりや感謝の気持ちも育まれます。

食育活動は、単に食事を学ぶだけでなく、社会的なつながりを強化し、子どもたちが健全な人間関係を築くための土台を提供します。

保育での食育の取り組み

1-1お腹がすくリズムのもてる子ども

きちんと生活リズムを整えます。生活リズムを整えると決まった時間にお腹がすいてくるようになります。お腹がすきやすくなるように遊ぶなど工夫しますが、昼食やおやつの時間を決めて生活リズムを整えてあげます。
1日3食のうち特に朝食を食べていない子どもは、生活リズムが乱れてやすいのできちんと朝食を摂ってから保育園に行きましょう。

1-2食べたいもの、好きなものが増える子ども

好きな食べ物を見つけることが大切です。好きなものと言ってもその食材ばかり食べるのではなくバランス良く食べる必要はありますが、好きな食べ物ができることは食に対して興味や関心が出てきた第一歩でしょう。

1-3一緒に食べたい人がいる子ども

食事は、一人で食べるものではありません。家族や友達、先生と「おいしいね」「この食べ物好きだよ」などと楽しく話しながら食べます。すると、「食べることは楽しい、幸せ」だと幸福感を感じることができます。

1-4食事作り、準備にかかわる子ども

実際に子どもが準備や調理などを体験することで楽しさだけではなく大変さも学ぶことができます。楽しいと思えることも大切ですが、大変さを知ることで食べ物や食材、作ってくれた人に対して感謝の気持ちを持つことができます。また、食べ物を粗末にすることはなくなるでしょう。

1-5食べ物を話題にする子ども

食べ物に興味や関心をもてるようにします。先生から一方的に教えられたことに関しては、興味や関心がないと忘れてしまいますよね。子ども自身が自分から話題に出すことや疑問をもつことで興味や関心をもたせます。

保育園での食育活動

2-1午前中に身体をしっかり動かす(給食の時間にお腹がすくような習慣づくり)

子どもがご飯を食べたいときは、お腹がすいているときですよね。栄養をきちんと摂取するためにあえてご飯を欲するようお腹がすく生活リズムをつくります。生活環境や家庭環境によってご飯の時間に差があると思いますが、保育園と家庭が連携して見直しをし、計画を立て直します。
また、ご飯の前は、外や散歩で目一杯遊びご飯前にお腹がすく習慣にします。この習慣が定着していくことで自然とお腹がすき、食べることで満たされて幸せになる感覚を獲得させていきます。

2-2普段の給食以外の特別食(誕生日や行事など)を取り入れる(食の楽しみが増える)

普段の給食以外に月に一度の誕生日会やクリスマス会、ひなまつりなどイベントに合わせてメニューが変化します。きっと好きな食べ物が多く出たり、ケーキも出たり、色とりどりで目でも楽しむことができるメニューで子どもたちは嬉しくて大喜びですよね。
子どもたちが給食を楽しみにできる工夫がされています。また、好きなものだけではなく、旬や季節に合った食材を使うことも魅力ですね。

2-3友達や先生と会話しながら楽しく食べる

幼稚園や保育園の特徴を最大限に活用できます。家庭での食事では、お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん・兄か姉・弟か妹などと決まったメンバーなうえに同年齢の子どもとご飯を食べる機会はほとんどないと思います。
しかし、幼稚園や保育園では、クラスは同年齢ごとに分かれていますので同年齢の子どもと話しながら食べる環境は楽しいでしょう。そして、異年齢の子どもと食べる機会もあると思います。あまり機会がなく恥ずかしかったり緊張したりするかもしれませんが、いろいろな人と話す機会も大切です。
また、先生もいるので子どものみならず先生とも楽しく食べる大切な時間です。幼稚園や保育園の場所だからこそ経験できる同年齢や異年齢の子ども、先生との関わりを大切にし、食事を楽しい場になるようにします。

2-4当番活動として食事の準備のお手伝いをする(盛り付け、食事のマナー、片付けなどを学ぶ)

食事当番があり、準備や盛り付け、片付けの一連の作業を行います。食に興味を持つのと同時に自分で盛り付けできた達成感や食事の支度・片付けの大変さなどを学びます。
また、先生や同年齢・異年齢の子どもを見て箸やスプーンの使い方を真似します。保育園の0〜2歳児くらいまでは、手掴みで食べたり机や床にこぼす子どもも多いと思いますが、成長したり異年齢の子どもを見て綺麗に食べることができるようになります。
また、「いただきます」「ごちそうさまでした」と食事の挨拶をみんなで一斉にするのできちんと挨拶をする習慣も身につきますね。

2-5栽培して収穫したものを自分たちで料理して食べる(食に感謝する心を育む)

栽培や収穫、調理を行います。栽培では、畑を耕してから植えて世話をし、収穫して食材が大事に育てられていることを知ります。そして、収穫した野菜を使い調理します。
食材の下処理をして調理をし、自分たちで食べます。このように新たな経験をすることで栽培や収穫、調理の大変さや楽しさを知ります。食材や命あるものの有り難さや大切さ、調理の大変さを自覚できるでしょう。

2-6給食を通じて食事の話題を他人と共有する(食べることの楽しさを感じる、食材がどこから来るのか興味をもつ)

給食を食べながら、食べ物の話題で話をすることや食材に興味を持つことが大切です。例えば、原形を知っている野菜のトマトがあるとします。きっと丸ごと1つのトマトを見れば子どもたちは「トマト」と言うでしょう。くし切りや輪切り、角切りで切ってあっても「トマト」と分かると思います。
しかし種がとってある場合や煮て形を留めていなかったら「トマト」とわからない子どももいるのではないでしょうか。「味はトマトなのにトマトじゃない」と思う子どももきっといるはずです。
そのように「これはなんの野菜なんだろう」「トマトの味なのに見た目はトマトじゃない」などと考え気づき、食べ物に関する話題を子どもたちからすることが目的です。

保育士や幼稚園教諭に食育の知識が求められる理由

3-1給食やおやつなど子どもたちと食事をする場面が多い

子どもが家庭で食事をする場面は、朝食と夕食ですよね。朝食は「ばたばたしててとにかく食べさせることがやっと」でしたり、夕食も「ゆっくり話をしながら食べたいけどご飯の支度もあるし、早くお風呂に入れて寝かさなきゃ」などと忙しいお母さんは多いのではないでしょうか。
ゆっくり話をしながら子どもと一緒にご飯を食べてあげたくても難しいのが現状ですよね。そんな生活でも幼稚園や保育園は昼食やおやつの時間が設けてあります。この時間は多めに時間をとっているので焦ることなくゆっくり話しながらご飯を食べることができます。
1日に1回だけでもこのような時間は、とても大切ですよね。そこで、保育士や幼稚園教諭が食事時間の設け方や話す内容などで子どもが食事を楽しいと思えるかどうかが変わってきます。いわば家庭で完全にできないことを補ってくれます。
また、好き嫌いやアレルギー対応なども必要ですよね。アレルギーは避けてあげる必要がありますし、嫌いなものはどのような状態だったら食べることができるかなどを知ることで今後の食事の工夫になりますし、お母さんにも教えてあげることができます。

3-2子どもたちへの指導の幅が広がる

「好き嫌いなく食べなければいけない理由」や「食べることの大切さや楽しさ」、「栽培や収穫、調理の仕方」など子どもたちに教えていくことが大切です。
また、子どもたちのみならず、親からも信頼される存在になるでしょう。「家では食育がうまくいかない」と悩んでいるお母さんに対して知識があればアドバイスできますよね。

保育園における食育の取り組みまとめ

もちろん家庭での食育が最も大切になってきますが、幼稚園や保育園で様々な経験をすることも食育活動としてとても大切なことになります。幼稚園や保育園だからこそしか経験できないこともたくさんありますし、子どもにとっては良い刺激になりますよね。
もし、食育について分からないことや不安なことなどあったら保育士や幼稚園教諭に聞いてみてください。

まとめ

保育園における食育の取り組みは、子どもたちの健康な成長を支える重要な活動です。

食育プログラムでは、食材の選び方や調理体験、食事のマナーを学ぶことで、子どもたちの食に対する興味や理解を深めます。

このような体験は、バランスの良い食事の大切さを教え、将来的な健康リスクを減少させる効果があるでしょう。

また、友達と一緒に食事を楽しむことで、社交性やコミュニケーション能力も育まれます。

食育は心身の成長に欠かせない基盤を築くため、保育園での取り組みがますます重要視されています。

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