また、紅茶が好きで飲みたいと思う方も少なくありません。
紅茶には美容や健康、ダイエットなど、あらゆる成分がたっぷりと含まれています。
そのため、中国において不老長寿の薬として、イギリスにおいては万能に効く東洋の秘薬と呼ばれていました。
ここでは、紅茶の効果や成分、飲み方などの情報をご紹介します。
- 目次
- 1. 紅茶の成分とは?
- 1-1. 紅茶は緑茶、ウーロン茶と同じ葉から作られている
- 1-2. 「発酵茶」のため緑茶にない成分が含まれる
- 1-3. 紅茶フラボノイド、テラフラビン、紅茶カテキンなど
- 1-4. うがいをすればカテキン効果で喉の痛みが緩和
- 2. 紅茶に期待できる効果
- 2-1. 美肌のサポート(活性酸素を抗酸化作用)
- 2-2. リラックス効果(紅茶の甘味や旨みの元であるアミノ酸の一種のテアニン)
- 2-3. ビタミン・ミネラルの栄養補給(ビタミンB1・B2、ナイアシンなどが含まれる)
- 3. 注意したい紅茶の飲み方
- 3-1. 砂糖の入れすぎに注意
- 3-2. 寝る前は避ける(カフェイン)など
- 4. 紅茶の効果とは?まとめ
紅茶の成分とは?
紅茶には抗酸化作用など、あらゆる効果をもたらしてくれることが分かっています。
ここでは紅茶の成分についてみていきましょう。
1-1紅茶は緑茶、ウーロン茶と同じ葉から作られている
紅茶と緑茶はいずれも「カメリアシネンシス」と呼ばれるツバキ科の樹からできています。
この樹の葉を乾燥させ、発酵させることで紅茶や緑茶、ウーロン茶を作っています。
発酵度合いであらゆる種類のお茶が作られるのもポイントです。
1-2「発酵茶」のため緑茶にない成分が含まれる
紅茶はカメリアシネシンスの葉を発酵させて作るお茶であることから「発酵茶」と呼ばれています。
葉を摘んだら、そのまま酸化酵素の働きを促進させるために時間をかけしおらせます。
そして、葉を揉み風味を出す成分を抽出し、その後発酵と酸化を経て完成です。
その際、酵素を酸化と乾燥の工程を行なうことで葉の色が褐色になり、その葉に湯を注ぐと赤みのある紅茶の色になります。
同じ葉を使用して発酵させ、紅茶や緑茶を作りますが、発酵の違いにより、カフェイン含有量が異なります。
1-3紅茶フラボノイド、テラフラビン、紅茶カテキンなど
紅茶にはカフェインが含まれています。
カフェインは身体の新陳代謝を促進してお肌のターンオーバーを正常にする作用があるので、紅茶を摂取することで美肌効果が期待されます。
また、私たちの身体は活性酸素が発生し、常に健康への悪影響が懸念されています。
そのため、身体の中の活性酸素を取り除くために抗酸化物質である「紅茶フラボノイド」を摂取することがすすめられています。
そして、紅茶に含まれるカテキンの一部がこの紅茶フラボノイドに変化し、これが私たちの身体の中にできる活性酸素の働きを抑制させる効果を発揮します。
カテキンと紅茶フラボノイドには抗酸化作用や血中コレステロールを抑制させる作用があり、血糖値上昇、そして動脈硬化を抑制させ、生活習慣病に作用する力を持っています。
1-4うがいをすればカテキン効果で喉の痛みが緩和
紅茶に含まれるカテキンには殺菌作用があり、冬場などの乾燥や風邪菌の侵入が怖い時期は特に、紅茶でうがいをすると良いといわれています。
一杯目は普通に飲んで、二杯目はうがいをする。それだけでも十分効果が得られます。
喉の痛みを抑えてくれる上に口内にある雑菌も殺菌してくれるので、風邪菌の侵入を防ぐにも有効的です。
特に、セイロンやアッサム産紅茶には、血小板擬集抑制効果を持つため、脳卒中や血圧上昇を抑制させる効果があるといわれています。
私たち日本人の食生活は、昔ながらの食事の中で塩分を過剰摂取する傾向にあるため、生活習慣病のリスクが高くなっています。
そのため、紅茶を積極的に摂取することでカテキンが血圧上昇を抑制し、脳卒中の予防や進行を抑制させる効果を持っています。
さらに、紅茶カテキンには身体のたんぱく質を攻撃するフリーラジカルを抑制する作用を持っているので、心臓病や糖尿病などの生活習慣病に効果を発揮するといわれています。
その他には花粉症やアレルギー症状、がんなどにも効果が期待されます。
紅茶カテキンや紅茶テアフラビンは、歯垢の予防やフッ素効果が含まれているため、歯のエナメル質を強化する作用があります。
また、カテキンによる殺菌・消毒・抗菌作用で虫歯予防につながるだけではなく、消臭効果を持ち併せているため、口臭予防にも効果を発揮します。
このように、紅茶カテキンやフラボノイドはあらゆることに対して効果があることが分かっています。
これらの紅茶カテキンやフラボノイドはがん細胞にも効果を発揮すると言われているため、がん細胞が他の血管に転移しにくい状況を作ってくれるといわれています。
その効果もあり、がんに罹患しにくい体質を作り上げることが期待できます。
紅茶に期待できる効果
紅茶を毎日摂取することで得られる効果についてみてみましょう。
2-1美肌のサポート(活性酸素を抗酸化作用)
紅茶には、私たちの身体の中にできる活性酸素を取り除くための「テアフラビン」や「紅茶フラボノイド」が含まれています。
これらが美肌効果を発揮してくれるため、お肌が老化することを防ぐ働きをしてくれます。
また、これらの抗酸化物質はお肌のコラーゲンを破壊することを抑制させる働きを持つため、シワやたるみなどあらゆる肌トラブルを防ぐアンチェイジングの効果を持ち併せています。
2-2リラックス効果(紅茶の甘味や旨みの元であるアミノ酸の一種のテアニン)
紅茶にはカフェインが含まれています。
カフェインはストレスを緩和させ疲労回復に努める作用があり、さらに中枢神経を落ち着かせる効果を持っているため、私たちの身体には良い働きをしてくれる最適な飲み物です。
この紅茶によるリラックス効果には即効性があるため、あらゆるフレーバーを楽しんでみられることをおすすめします。
2-3ビタミン・ミネラルの栄養補給(ビタミンB1・B2、ナイアシンなどが含まれる)
紅茶にはあらゆるビタミンが含まれているので、飲むことで健康効果が実感できます。
ビタミンやミネラルは私たちの体内で生成できない物質のため、積極的に摂取すべき栄養素であるといえます。
注意したい紅茶の飲み方
現在はあらゆるフレーバーを楽しめますが、紅茶にも注意したい飲み方があります。
ここからは、紅茶の正しい飲み方をみていきましょう。
3-1砂糖の入れすぎに注意
紅茶はストレートのまま飲む方も多いですが、中には砂糖やミルクをたっぷりと入れて甘くてまろやかな味の紅茶を飲みたいという方もいらっしゃいます。
しかし、砂糖やミルクは高カロリーであるため、健康効果を考慮すると砂糖を入れすぎることには注意が必要です。
糖質を摂取しすぎるとカロリーも高くなるだけではなく、生活習慣病である糖尿病などのリスクも高くなります。
そのため、紅茶を飲む際に砂糖を入れる方でも、カロリーハーフなどといったタイプを活用されることをおすすめします。
3-2寝る前は避ける(カフェイン)など
紅茶にはカフェインが含まれているので寝る前に飲むと眠りの質が悪くなるだけではなく、利尿作用もあるため夜中に何度も起きてトイレへ行く回数が増えるなど良質な睡眠を阻害してしまいます。
このようなことから、寝る前に紅茶を飲むことは控えましょう。
また、カフェインには運動過敏性効果もあり、筋肉を刺激して通常以上のパワーを発揮してくれます。
紅茶の効果とは?まとめ
紅茶の効果や成分、飲み方などの情報をご紹介しましたがいかがでしたか?
紅茶はあらゆる効果を発揮することが分かりましたね。
紅茶にはとても多くの種類があり、フレーバーやハーブなどあなたの好みや気分に合わせて飲めるので飽きることなく飲み続けられるのではないでしょうか。
ぜひ、今日から紅茶の効果を実感できるよう継続して飲んでみましょう。