しかし、正しい知識もなく実行してしまうと、かえって健康を損ねることもあります。ここでは、スムージーを使ったプチ断食の方法や効果についてご説明します。
- 目次
- 1. スムージーで行う断食とは?
- 1-1. 断食は基本1日
- 1-2. 準備期・断食期・回復期の3日間で行う
- 2. スムージー断食のメリット
- 2-1. ダイエットサポートとは別に便秘改善、美肌効果がある
- 2-2. 胃腸の動きが活発になる
- 2-3. 美味しく行える
- 2-4. 空腹のストレスが軽減されリバウンドしにくい
- 3. スムーズ断食のやり方
- 3-1. 1日目:準備期 … 朝昼は軽めに食べる、夜は抜くorスムージー
- 3-2. 2日目:断食期 … 三食スムージー
- 3-3. 3日目:回復期 … 朝はスムージー、昼夜は胃腸に優しいスープなど
- 4. スムージー断食を行う時の注意点
- 4-1. スムージーとは別に水分補給をしっかり行う
- 4-2. 長時間の入浴、激しい運動は避ける
- 4-3. 固形物を食べることやカフェインやタバコは厳禁
- 4-4. 生理前や生理中、体調不良の時に行わない
- 5. スムージーで行う断食のやり方まとめ
スムージーで行う断食とは?
スムージーで行う断食とはどういうものなのか、詳しく見てみましょう。
1-1断食は基本1日
断食をするのは基本的に1日のみです。何日も続けて行うと、栄養不足になり体を壊してしまう可能性があります。ただし、断食と言ってもまったく何も食べないのではなく、食事はスムージーだけにするという方法です。
1-2準備期・断食期・回復期の3日間で行う
断食は準備期、断食期、回復期の3日間を1セットで行います。必ず、3日間を確保するようにしましょう。それぞれの食事は、たとえば次のようにします。
準備期:朝:サラダ 昼:スープ 夜:スムージー
断食期:朝昼晩すべてスムージー
回復期:朝:スムージー 昼:サラダ 夜:スープ
準備期で体に断食をすることに慣れさせて、断食期にスムージーのみにし、回復期に断食をした体を回復させ固形物を食べることに慣れさせます。いきなりスムージーのみにすると体が適応しておらず空腹感を感じやすいため、準備期を取ります。
そして、断食後は急に固形物を食べ始めると体がびっくりしてしまうので、やわらかい物や胃に優しいものを少しずつ食べて体を回復させます。
たとえば、土日に仕事や学校が休みの人は、金曜日に準備期、土曜日に断食期、日曜日に回復期などとすると仕事への影響を少なく断食を行うことができるでしょう。
スムージー断食のメリット
スムージー断食を行うことで、カロリーの高い食事を低カロリーで栄養価が高いスムージーに置き換えることができます。大幅に摂取カロリーを減らすことで、高いダイエット効果が得られます。実はそれ以外にも、いくつかのメリットがあるので、そのメリットについて見ていきましょう。
2-1ダイエットサポートとは別に便秘改善、美肌効果がある
カロリー制限によるダイエットは、どうしても栄養不足になりがちです。そのため、食事の量が減ることで便秘になったり、ビタミンなどの栄養不足で肌荒れが起こったりと、体によくないことが起こるという弊害が起こります。
ところが、スムージー断食は逆に便秘を改善し、美肌効果があると言われています。スムージーには野菜やフルーツを丸ごと使います。皮や種に多く含まれている食物繊維を豊富に摂取できるので、便秘改善の効果があるのです。
また、美肌効果が高いビタミンCやビタミンAなどが豊富な野菜やフルーツを使うため、ダイエットなのにお肌をきれいに保つこともできます。
このように、スムージー断食によるダイエットは、美容と健康を保ちながら行えるのでとてもオススメです。
2-2胃腸の動きが活発になる
断食をしてまとまった時間胃や腸を休ませることで、弱った胃腸を回復させる効果があると言われています。しかし、まったく何も口にしない断食を素人考えで行うと危険です。そこで、スムージー断食を行うことで、胃腸をある程度安ませることにより動きを活発にすることができます。
2-3美味しく行える
ダイエットを無理なく続けるためには、味も重要です。美味しいものでなければ、なかなか続きません。スムージーなら、自分好みの野菜やフルーツを選ぶことができますから、美味しくダイエットを行えます。
ダイエット目的の場合野菜を多く摂取すると、どうしても味が苦くなりがちです。しかし、スムージーならバナナやリンゴを入れることで、味が中和されとても飲みやすく美味しくなります。
2-4空腹のストレスが軽減されリバウンドしにくい
食材の選び方によって、腹持ちのよいスムージーを作ることができます。たとえば、アボカドを入れると濃厚な味で良質な脂質が摂れますし、バナナを入れれば腹持ちがとてもよくなります。このように、腹持ちのよい食材を選ぶことで、ダイエット中によくある空腹感を感じることが少なくなり、空腹ストレスが軽減されます。
ダイエットでお腹が空いたというストレスが蓄積されると、そのストレスを解消するためにたくさん食べ過ぎてリバウンドしやすいものです。しかし、スムージーダイエットなら空腹感が少なく、ダイエットのために食事を制限していたというストレスがあまりないため、リバウンドしにくいのです。
スムーズ断食のやり方
上記で少しご説明しましたが、スムーズに断食を進める具体的な方法について詳しくお伝えします。
3-11日目:準備期 … 朝昼は軽めに食べる、夜は抜くorスムージー
スムージー断食に入る前に、体を徐々に慣らしていきます。朝昼は野菜サラダやスープ、おかゆなど消化がよくカロリー抑えめの食事にします。そして、夕食を抜くかスムージーに置き換えましょう。
そうすることで、スムージーだけの生活に入る準備を整えます。急にスムージーだけの食事にしてもお腹がすいたり体が慣れていなかったりして失敗しやすいので、必ず準備期をとりましょう。朝と昼に軽い食事を摂ることができるので、金曜日などの仕事や学校が休みになる前の日を準備期にするとよいでしょう。
3-22日目:断食期 … 三食スムージー
いよいよ、2日目に断食を行います。この日は一日三食をスムージーのみにします。栄養価やダイエット効果を高めるために、野菜を多めに使ったグリーンスムージーで行うのがオススメです。
ただし、野菜ばかりにすると味がどうしても落ちてしまうので、バナナやリンゴなどを加えてマイルドなスムージーにするとよいでしょう。
3-33日目:回復期 … 朝はスムージー、昼夜は胃腸に優しいスープなど
3日目は回復期です。いきなりいつもと同じ食事にしてしまうと、スムージーのみの食事に慣れてしまった胃がびっくりしてしまいます。回復期の朝は一食スムージー、昼と夜から胃腸に優しいスープやおかゆなどにすることで、徐々に普段の食事に戻してあげましょう。そうすることで、無理なく断食から普段の食事に切り替えることができます。
スムージー断食を行う時の注意点
スムージー断食は健康的なダイエット方法ですが、普段の食事をすべてスムージーにするので色々な問題が起こることがあります。そこで、スムージー断食を安全に行うために、気をつけて欲しいことをご説明します。
4-1スムージーとは別に水分補給をしっかり行う
スムージー断食中は、水分をしっかりと摂りましょう。デトックス効果が高まるので、水分をしっかり補給して老廃物の排出を促すようにしてください。
4-2長時間の入浴、激しい運動は避ける
スムージー断食中は普段よりも摂取カロリーが低くなっています。そのため、カロリー不足で倒れてしまう危険があるので、長時間の入浴や激しい運動は厳禁です。
4-3固形物を食べることやカフェインやタバコは厳禁
スムージー断食中は体への負担を避けるため、固形物を食べることはもちろんカフェインを含むコーヒーや紅茶、タバコは摂らないでください。
4-4生理前や生理中、体調不良の時に行わない
生理前や生理中はすでに体に負担がかかっているので、スムージー断食はしないでください。もちろん、風邪をひいているなど体調が悪い時も避けましょう。
スムージーで行う断食のやり方まとめ
スムージーによる断食について見てきましたが、いかがでしたか?断食というとちょっと無理かなと思うかもしれませんが、スムージーを使って体に無理のないようにしっかり準備期間と回復期間を置くことで安全に無理なくダイエットできます。しかも、健康効果や美容効果が高いのもうれしいポイントです。
しかし、丸一日をスムージーのみで過ごすため必ず3日間かけて行う、激しい運動をしない、水分をしっかり補給するなどの注意が必要です。注意事項を守り体に負担をかけないようにすることで、高いダイエット効果や美容効果を得られるでしょう。